一方、私目にさっさと仕事しなさいという圧力も高まっている。
ウム><。
と、反省しつつ・・・
しまった。グーグルニュースのボタンをおしてしまった。右手の仕業による不可抗力である。
しょうがない。押したのだから。ちょっとだけ見よう。あ~でも、やっぱりダメだ。いま見てる場合ではないのだ。尻に火がついているんだから。時間は刻一刻と過ぎていく。あーいかん、あ~でも、キャプションだけならっ。
そこで、最初に目に入ってきたのがこれ↓
An image grab taken from the Hezbollah-run Manar TV
(ヒズボラが経営するマナーテレビからとった写真)
http://www.citizen.co.za/index/article.aspx?pDesc=
1,1,22&type=top&File=080215020135.16h6vde1.xml
おぉ?ヒズボラって放送局もやってるんだ?がぜん関心が沸いてしまった。あぁ~、またもや、右手の仕業。いけないと思いつつ、マナーテレビを検索。
でたっ、1行目にアラビア語!さっぱりわからん。2行目、ウム、なんとか解読。アクセェーーーース。
http://www.almanar.com.lb/NewsSite/HomePage.aspx?language=en
スクロールバーが左についているのが、いかにもアラビア語圏。正直、ヘボイだろうと予想していたのだが、どっこいアルジャジーラとためはれるぐらい充実。英語版でこれだけやっているのだから、本サイトのアラビア語はかなりなもんなんだろう。91年から放送をはじめ、2000年から衛星放送を導入。すごっ、と思ったが、これでもアラブ圏の衛星放送としては後発組だそうだ。毎日朝6時~夜0時頃まで放送している。
ところで、衛星放送はイラクでも花盛りだ。日本の平和団体のZENKOが協力しているIFC(イラク自由会議)という政党?も1年ほど前から衛星放送をはじめている。この団体は成り立ちからすると、かつて勢力を誇っていたイラク共産党(フセインをトップにおいた社会主義のバース党とはまったく別)の流れをくむ組織かもしれないが、いずれにせよ世俗的な集まりだ。
http://www.ifcongress.com/English/
イラクではフセイン政権が崩壊後、大小の政治勢力や宗教勢力が新聞や機関紙をわんさか発行しだした。これは日本の戦後直後にも見られたことで、とても自然な現象だろう。しかし、放送局なんて大層なものいるの?とつい最近まで思っていた。というのは、莫大な資金と労力がいるわけで、そんなにパワーがあるなら他に回せばいいのにとかんぐっていたからだ。だが、日本語の彼らの紹介ビデオをみてちょっと納得。イラクには25の衛星テレビがあり、そのすべてが民族主義者かイスラム主義者の放送局なんだそうだ。ビデオは2006年制作だから、もしかするともっと増えているかもしれない。つまり、他勢力と張り合って市民の支持をえるには、いまや活字やラジオやインターネットレベルで考えてるなんて時代遅れというわけだ(もっとも、インターネットよりパラボラアンテナの普及率のほうが俄然高いとか、いろいろ理由があるのかもしれない)。
http://peacetv.jp/
ちなみに、この紹介ビデオでは次のようなことも言っている。
・国際社会が抱く米軍がイラクで役にたっている、イスラム武装勢力に共感を抱く人たちがいる、国連に期待したほうがいいという考えは、自分たちの経験からすると幻想であり、イラクの大衆を組織して政治勢力とすることが再建への唯一の道である。
・治安に関しては、一方で、米軍ないしその同盟軍の軍隊がおり、もう一方にイスラム教徒、アラブ民族主義、クルド民族主義がおり、この二つの間で政策をめぐって激しい争いがおきている。
また、マニフェストでは、米軍とその同盟軍の撤退やイラクを統治するために作られた政治経済軍事に関する制度の撤廃からはじまり、宗教勢力の非武装化(しかし、宗教勢力の社会的必要性は認めている)、男女同権、政教分離、失業者に就職の機会を与えることなど16の目標が盛り込まれている。米軍撤退やクルド自治区の帰属問題など現在におけるイラクの特殊事情を反映したものを除くと、今日の西洋的民主主義の国家観において普遍的価値をもつものばかりだ。
http://www.ifcongress.com/English/manifesto_of%20congress.htm
スポンサーサイト