パウエル率いる国務省は、将来のイラクについて重要な研究を豊富にやっていたが、「uneven quality(品質にムラのある)状態」で、すぐに利用可能な計画に落とし込むことができなかったとしている。
また、イラクで軍事作戦を監督していた中央指揮官、フランクス将軍は、戦後の治安で軍が必要とされるものが何かということについて「根本的に考え違い」をしていたと指摘。さらに、「米政府は、大規模な軍事作戦をやるちょっと前まで、戦後の戦略的政策指導をしなかった」のだが、フランクス将軍によって状況が悪化。将軍は、サダム・フセインが追放されてからの軍の役割について狭い視野で見ており、米国の民間機関が再建に携わると思っていたと手厳しい。
報告書の提出時期は、ちょうどブッシュ政権がイラクの状況に進展があるとやっきになっていた頃。
この件に詳しい国防総省のある職員は、軍高官が強力な国防長官ラムズフェルドとの軋轢を増したくないと思っていたからではないかと推測している。
ランドコーポレーショは、軍関係の研究をするシンクタンク。連邦政府が助成している。(ニューヨークタイムス 2/11)
Army Buried Study Faulting Iraq Planning
(陸軍、イラク計画の失敗についての研究を隠蔽)
http://www.nytimes.com/2008/02/11/washington/11army.html?
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