ゲーツ国務長官は10月、イラクやアフガンの暴動鎮圧は例外的なものではなく、「異例の戦争は、この先もっとも起こりやすい」と注意を促しており、国防総省も2005年に安定化作戦を作戦の中心として扱うよう陸軍に助言している。
しかし、新基本方針を戦闘や訓練でどのように組み入れていくか疑問だという将校の声も聞かれる。イラクで民事計画にかかわる戦闘工兵はごく少数で、イラクやアフガンで、治安部隊や参謀将校に助言する士官の育成も進んでいない。アドバイスする側のトレーニングの改善も必要という。
Paul Yingling2等陸佐は、「陸軍の組織文化は、大きな戦闘活動に対して力点をおいてきた。また、最も優秀な人材は、装甲車隊、歩兵隊、砲兵隊といった戦闘職種部隊についている。しかし、イラクやアフガニスタンでいまやっていることは治安部隊や統治を含む受入れ国の制度づくり。この任務で成功を収めるには、我々が最も優秀な人材をひきつけることが重要」という。(2/8 ヘラルドトリビューン)
U.S. Army shifts focus to nation-building
(米陸軍、国づくり中心に転換)
http://www.iht.com/articles/2008/02/08/america/military.php?page=1
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