タリバンがなぜ中国製の武器をもっているのか?
911の前→南部アフガンはここ何十年も中国製の武器であふれている。世界で一番安い場所のひとつ。タリバンはパトロンであったISI(パキスタンの情報機関)を通して、あるいは独自にここいらの武器を密輸入者から買っていた。いまは、パキスタンとタリバンの関係が壊れたので、照準はパキスタンの方を向いているだろうが。
911以降→アフガン政府はイランの情報機関が911後、南部で活動していることを把握している。アメリカが核施設を攻撃した場合に備えてアフガンで米軍に反撃してくれる請負人をネットワーク化しようと画策しているのだ。
かつてスンニのタリバンとシーアのテヘランは敵対関係にあったが、いまやアメリカが共通の敵になっている。アメリカの関係筋によると、中国はイランに武器を売っているが、イランはそれをアフガンとイラクの反体制派に渡しているという。
この記事では中国に対してウェイトがかかっている。アメリカのメディアは、イランがイラクの武装勢力に武器を渡しているとする米軍の主張をよく載せている。主役はイラン。もっとも、ことあるごとにイランを持ち出すものだから、米軍の主張をそのまま鵜呑みにしているものばかりではないのだが。
Taleban 'getting Chinese arms' (2007/9/3)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/6975934.stm
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