・増派前の段階に戻す。すなわち、2007年2月から段階的に実施してきた今回の増派兵力3万人分(現状兵力の20%)を削減し、135,000人規模にする。
・陸軍も海兵隊も赴任サイクルが現在15ヶ月となっている。増派の第一陣の任期が切れるのが5月。3ヶ月かかって3万人の増派を完了したので、ちょうど8月には全員任期切れとなる。したがって増派要員にはきっちり仕事をしてもらうと共に、交代要員をあてがわないという判断。
■現在
165,000人(実際には部隊の引継ぎもあって17万人前後いるが)。
■今月中
2,000人撤退。
■今年中
4,000人撤退。
■2008年1月~8月までに
26,000人を順次撤退。ただし、2008年の春に議会に現状を報告し、状況が許せば撤退をすすめる。
【完全撤退はいつ?】
■2009年1月以前
例えば、上院の2/3以上が大統領の拒否権発動に反対すると、議会が提出する撤退法案を通すことができる。議席数100に対して、民主党は49。無所属の2人が民主党寄りのため51。大概の専門家の意見によると、ブッシュは妥協案を考えておらず、きっと打ち勝てると信じて疑わない様子だそうだが、60まで伸ばすことができれば、ブッシュの目も覚めるだろうし、共和党議員の横槍もおとなしくなると思われる。
■2009年1月以降
もし、ブッシュが辞めるまで撤退はないなら。かつ、撤退派の民主党の大統領候補者が選挙に勝つなら。大統領職を正式に引き継いだ直後、クウェートを拠点に順次撤退を命令するかも。
引用:
http://www.antiwar.com/lobe/?articleid=11608
P.S.
ブッシュが9月3日にわざわざアンバール県までいって、元武装勢力がいまや米軍やイラク軍と一緒にアルカイダと戦っていると絶賛し報道陣を前に握手した部族長の一人、Abdul Sattar Buzaigh al-Rishawi が殺害された。つい先ほどNYタイムスなどがトップニュースとして伝えた。ぺトレイアスも治安が改善している証拠として大きくとりあげていた件なのだが・・・。ブッシュとしては、テレビ演説に水をさされた格好だ。
http://www.nytimes.com/2007/09/13/world/middleeast/13cnd-
iraq.html?_r=1&hp&oref=slogin
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